当財団では2021年2月、小学校高学年向けの教材「南極・北極から地球の未来を考える」を出版しました。地球温暖化がより速く進行する南極・北極は、地球の未来の姿を先取りした場所です。南極・北極を、地球環境変動を学ぶ教材として、また「持続可能な社会の創り手」に必要な知的好奇心と困難な課題に挑戦する勇気を育てる教材としてご活用ください。2020年2月に出版した中学生用の教材と合わせ、学校の現場でも是非ご活用いただきたいと願っています。お求めはネットショップ(base.kyokuchi.or.jp)から、または当財団事務局(info@kyokuchi.or.jp)ご注文用H P(副読本・学習プログラム)からお願いします。
小学生用SDGs副読本「南極・北極から地球の未来を考える」
2021年2月発行 / AB判 / 72ページ / 定価:550円(税込)
このSDGs副読本は6章構成で、執筆者は、南極・北極でさまざまな活動を行っている極地の専門家です。第1~5章は、最新の研究成果にもとづいて、南極・北極が地球の未来を考える上でなぜ大切なのか、極地で進行する温暖化と生態系の変化、極地科学のフロンティア、先進的な環境保護、極地の科学基地について、わかりやすく紹介します。第6章は、冒険家、ジャーナリスト、南極派遣教員、大学院生、南極観測隊員など12名が自らの体験を語ります。困難な課題に挑戦する勇気は、未知なものへの好奇心とチームワークから生まれることを教えてくれます。この副読本はSDGsのために何をしたら良いのかを考えるヒントを与えてくれるでしょう。
小学生用SDGs学習プログラム「南極・北極から地球の未来を考える
AB判 /56ページ /定価:550円(税込)
このSDGs学習プログラムは、ペアとなるSDGs副読本を用いた授業を小学校の社会、理科、道徳、家庭、その他の教科で実施するために必要な様々な情報を提供します。小中高の教員とSDGs/ESD教育で実績のある大学の教員が中心となってまとめました。第1章は、SDGs副読本に掲載された各テーマが新学習指導要綱のどの教科科目に対応するかを表で示します。第2章はSDGs副読本を読み解くための手引きで、授業に利用できるウェブサイト情報と補足資料を掲載します。第3章はワークシートで、11の課題についてすぐに授業で使用できる形にまとめられています。第4章は南極・北極についての質問・回答集で、授業で予想されるさまざまな質問に答えられるように71の質問を取り上げました。第5章は、Googleアースによる南極・北極までの航路と科学調査で、南極観測船「しらせ」の日本から南極までの航路と科学調査、および海洋地球研究船「みらい」の日本から北極海までの航路と科学調査を、授業で利用できるようにGoogleアースと画像や映像でわかりやすく紹介します(以下ご参照ください)
・第60次南極地域観測「しらせ」航海:http://bit.ly/3pdBXy9
・「みらい」2020年北極航海:http://bit.ly/2YO6OWk