2017.10.14メールマガジン第11号が発行されました

■メールマガジン第11号が発行されました。 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=5587 最初の記事は、シリーズ「南極にチャレンジする女性たち」第6回で、第58次越冬隊員の中元真美さんへのインタビュー記事です。インタビューは南極に出発する直前の昨年11月に東京・立川市の国立極地研究所で行いました。南極で地震観測に挑む熱い想いを語ります。現在は昭和基地で越冬生活を送っています。 2番目~5番目の記事は、平成29年度「しらせ」総合訓練での一般公開の紹介記事です。南極観測船・砕氷艦しらせは11月12日に南極に向けて出航しますが、そのための準備として8月~10月に総合訓練を実施しました。総合訓練では、船橋港、仙台港、八戸港、酒田港、長崎港、神戸港、名古屋港の7港に寄港し、一般公開を行いました。南極観測船・砕氷艦しらせに体験乗船できる貴重な機会なので、どの寄港地でも大勢の人が詰めかけました。公益財団法人日本極地研究振興会は、一般公開参加者に南極の自然と南極観測について知っていただくために、財団が制作した南極大陸地図、南極カレンダー、総合誌「極地」、クリアファイル(しらせ、昭和基地、オーロラ、ペンギン、南極地図)等を販売し、好評でした。 6番目は、シリーズ「南極観測隊の生活を支える技術」第11回で、国立極地研究所極地工学研究グループの石沢賢二さんが、「南極での小型航空機の利用-その2 南極観測再開以降-」として第10次隊から第47次隊までの小型航空機の活躍を紹介します。 7番目は、元朝日新聞社会部記者の柴田鉄治さんの「南極観測と朝日新聞その10」で、同行記者として新観測船「ふじ」に乗船し、途中寄港したオーストラリアのフリーマントル港での出来事や昭和基地に到着した時のエピソードです。 最後は、2018年版南極カレンダーの紹介で、1月~12月の各月の写真解説を掲載しました。南極観測船・砕氷艦しらせ、昭和基地、南極の自然と動物たちについての分かりやすい解説です。 ○メールマガジン第11号目次

1.シリーズ「南極にチャレンジする女性たち」第6回

南極で地震観測に挑む

第58次南極地域観測隊 越冬隊員 中元 真美

2.平成29年度「しらせ」総合訓練と一般公開の紹介

(公財)日本極地研究振興会 福西 浩

3.八戸港でのしらせ一般公開の紹介

八戸工業大学准教授 鮎川 理恵

4.長崎港でのしらせ一般公開の紹介

隅田祥光(長崎大学教育学部准教授)

5.神戸港でのしらせ一般公開の紹介

南極OB会・阪神支部長 林原勝美

6.シリーズ「南極観測隊の生活を支える技術」第11回

南極での小型航空機の利用ーその2 南極観測再開以降ー

国立極地研究所極地工学研究グループ 石沢 賢二

7.シリーズ「南極観測隊エピソード」第10回

南極観測と朝日新聞その10ー新観測船「ふじ」で南極昭和基地に到着

元朝日新聞社会部記者 柴田 鉄治

8.2018年版南極カレンダーの紹介

■南極&北極の魅力講演会シリーズのご案内 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=4013 地球上で最も原生的自然環境が残された南極や北極。最近、南極や北極を訪れる観光客が急増しています。そこで新しく、南極・北極ツアーに参加してみたいと考えておられる方を対象にした講演会シリーズ(隔月開催)を企画しました。 第12回は、「南極と北極の光の世界」というテーマで、2017年9月9日(土)13時00分~15時10分に日本印刷会館(中央区新富町)で開催されます。気象予報士の武田康男さんが、「極地の空を彩る光の芸術」というタイトルで、南極や北極で撮影した多数の写真を使い美しい光の現象を紹介します。また東北大学名誉教授の福西浩さんが、「オーロラ観光の楽しみ方」というタイトルで、オーロラの謎と魅力について語ります。南極と北極の光の現象に関する最新情報が得られる貴重な機会です。ぜひおいでください。お申込みはホームページのバナー「南極&北極の魅力講演会」で受け付けています。 ■南極と北極の総合誌『極地』通巻105号を平成29年9月に刊行 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=3031 南極・北極地域は、サイエンスのフロンティアとしてだけでなく、地球温暖化の影響が最も敏感に現れる地域として、また国際関係、経済活動、観光、地球環境の保護・保全の面でも世界の関心が急速に高まっています。こうした最近の新しい動きを社会に広く知ってもらうために、会誌『極地』を通巻103号(平成28年9月発刊)から「南極と北極の総合誌」としてリニューアルしました。オールカラー印刷で、図や写真を豊富に掲載し、視覚的にも楽しい雑誌となりました。通巻105号は特集として、50ページにわたる「南極半島ツーリズム読本」を掲載します。内容は以下のとおりです。   南極半島の生い立ちを語る地形・地質と火山活動   南極半島とその周辺の気象と気候   南極半島とその周辺の雪と氷   南極海の動物たちと変動する生態系   南極半島地域の観測基地   南極半島とその周辺の探検史:陸地発見からIGYまで   南極半島クルーズ観光のアドバイス   南極クルーズに参加して   極地に魅せられて 定価は「本体1000円+税」です。ホームページのバナー「南極と北極の総合誌『極地』」からご購入できます。 リニューアルした『極地』の感想をホームページの「お問合せ」にぜひお寄せください。「読者の声」として掲載します。 ■「新南極大陸地図」の刊行 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=210 南極研究科学委員会(SCAR)の最新デジタルデータベースを用いて1000万分の1の新しい「南極大陸地図」を作成し刊行しました。100メートル間隔の等高線、高精度の露岩地域の表示など、南極大陸の地形構造が鮮明に表現されています。また、現在の南極大陸のすべての科学観測基地・拠点、飛行場、歴史的な観測基地の合計111か所が記載されています。定価は「本体2000円+税」です。 ホームページのバナー「出版物・地図」から購入できます。ぜひご利用ください。 ■2018年版南極カレンダーのご案内 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=5459 当財団では、南極探検・観測の歴史と南極観測事業から得られた研究成果を広く社会に知ってもらうために、探検・観測・研究上の重要な出来事を記載した南極カレンダーを毎年制作しています。 2018年版は、第57次および第58次南極地域観測隊の隊員が撮影した最新の写真を使用して、南極観測隊の活躍と南極の自然の美しさをお届けします。写真で見られる自然現象や南極地域観測隊の活動に関するわかりやすい解説記事も掲載しています。定価は1部1,000円(税込)です。ホームページのバナー「南極カレンダー」から購入できます。ぜひご活用ください。 ===================== 公益財団法人日本極地研究振興会 メールマガジン係 info@kyokuchi.or.jp =====================

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