2018.07.26メールマガジン第14号が発行されました

メールマガジン読者のみなさまへ メールマガジンをご愛読くださいましてありがとうございます。 ■メールマガジン第14号が発行されました。 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6907 1番目の記事は、「南極観測で活躍する砕氷艦しらせ~宮﨑好司艦長へのインタビュー」です。南極観測船・砕氷艦しらせは、毎年11月に南極に向けて東京港晴海埠頭を出港し、5か月間にわたって南極地域観測協力行動を実施しています。その任務は、昭和基地への人員と物資の輸送、野外観測支援、基地設営支援、海洋観測支援と多岐にわたります。厳しい南極の自然の中で安全にこれらの任務を遂行するために様々な創意工夫がなされてきました。第59次南極地域観測協力行動を終え、本年4月に帰国された宮﨑好司艦長に5か月間の行動の全容をお伺いしました。 2番目~4番目の記事は、シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」です。1957年1月に開設された南極・昭和基地の規模は年々拡大し、南極大陸の中でも最大級の科学観測基地へと発展しました。毎年新たに派遣される南極観測隊員が昭和基地の諸設備の整備・維持と調査・観測・研究活動を担っています。こうした活動は多くの企業の不断の努力によって支えられています。このことを広く社会に知ってもらうためにこのシリーズを始めました。本号では、NECネッツエスアイ株式会社、株式会社大原鉄工所、飛島建設株式会社の3社が登場します。これらの企業から参加した第59次南極観測隊員にインタビューしました。 最初は、「NECネッツエスアイ株式会社~多目的衛星受信アンテナシステムを守る」です。数十億光年彼方の電波星から発せられた電波を受信してVLBI(超長基線電波干渉法)によって南極大陸のわずかな移動(年間1~2cm程度)をとらえます。 次は、「株式会社大原鉄工所~南極地域観測隊の雪上車を担う」です。昭和基地で使用する雪上車や内陸旅行用の大型雪上車を整備・運用する仕事を紹介します。 最後は、「飛島建設株式会社~昭和基地の夏の建設現場を担う」です。昭和基地の夏の建設作業の「現場監督」役としての活躍を紹介します。 5番目の記事は、シリーズ「極地からのメッセージ」第11回「水先案内人北極海へ~ピースボートクルーズ乗船記」です。朝日新聞社会部記者の中山由美さんが北極クルーズの講師役として今月北極を訪問しました。 6番目の記事は、シリーズ「南極・北極研究の最前線」第12回:「南極氷床変動と固体地球の変形、地球回転変動の関係」です。国立極地研究所助教の奥野淳一さんが、南極大陸氷床の氷期・間氷期サイクルによる体積変化が地殻・マントルを変形させ、地球の自転を変化させるしくみを紹介します。 7番目の記事は、シリーズ「南極観測を支える海上輸送その1:南極・北極で活躍した耐氷船」です。国立極地研究所極地工学研究グループ・石沢賢二さんが、探検時代に使われた耐氷船について紹介します。 8番目の記事は、元朝日新聞社会部記者・柴田鉄治さんのシリーズ「南極観測隊エピソード:南極観測と朝日新聞その13 7次隊の帰途にあったこと、その2」です。昭和基地の東隣り、300キロほど離れたところにあるソ連のマラジョージナヤ基地訪問を紹介します。 ○メールマガジン第14号目次 1.南極観測で活躍する砕氷艦しらせ ~宮﨑好司艦長へのインタビュー~ http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6870 2.シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」第7回 NECネッツエスアイ株式会社~多目的衛星受信アンテナシステムを守る~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 大石 孟 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6911 3.シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」第8回 株式会社大原鉄工所~南極地域観測隊の雪上車を担う~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 小島裕章 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6948 4.シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」第9回 飛島建設株式会社~昭和基地の夏の建設現場を担う~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 夏隊員 近藤一海 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6969 5.シリーズ「極地からのメッセージ」 第11回 「水先案内人」北極海へ~ピースボートクルーズ乗船記 朝日新聞社会部記者 中山由美 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6982 6.シリーズ「南極・北極研究の最前線」第12回 南極氷床変動と固体地球の変形、地球回転変動の関係 国立極地研究所助教 奥野淳一 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6974 7.シリーズ「南極観測を支える海上輸送」第1回 その1 南極・北極で活躍した耐氷船 国立極地研究所極地工学研究グループ 石沢 賢二 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6922 8.シリーズ「南極観測隊エピソード」第13回 南極観測と朝日新聞その13 7次隊の帰途にあったこと、その2 元朝日新聞社会部記者 柴田鉄治 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=6903 ■2019年版南極カレンダーのご案内 南極観測事業から得られた成果を普及するための事業の一環とし て、毎年「南極カレンダー」を作成し、販売しています。南極探検・観測の長い歴史の中の特筆すべき出来事が、その起こった月日に記載されており、また各月の写真についての解説もあり、カレンダーを見ながら南極について楽しく学ぶことができます。 2018年版は、第58次および第59次南極地域観測隊の隊員が撮影した最新の写真を使用して、南極観測隊の活躍と南極の自然の驚異をお届けします。各月の写真のわかりやすい解説記事も掲載しています。 8月末に発売開始です。詳しい情報は8月1日に当財団のホームページに掲載します。ご活用ください。 ■南極&北極の魅力講演会シリーズのご案内 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=4013 地球上で最も原生的自然環境が残された南極や北極。最近、南極や北極を訪れる観光客が急増しています。そこで南極・北極の自然に関心がある方や南極・北極を訪れてみたいと考えておられる方を対象にした講演会シリーズを隔月で開催しています。 第18回は、「オーロラの謎と魅力」というテーマで、2018年9月8日(土)10時00分~12時10分に日本印刷会館(中央区新富町)で開催されます。国文学研究資料館准教授の岩橋清美さんが、「古文書から読み解く江戸時代のオーロラ」というタイトルで、日本で見えたオーロラについての最近の研究結果を紹介します。新聞やテレビでも大きく取り上げられた話題です。またオーロラを長年研究してきた東北大学名誉教授の福西浩さんが、「オーロラ観光の魅力」というタイトルで、素晴らしいオーロラに遭遇するためのポイントを紹介します。 オーロラの魅力を知る貴重な機会です。ぜひおいでください。お申込みはホームページのバナー「南極&北極の魅力講演会」で受け付けています。 ■南極と北極の総合誌『極地』107号(オールカラー印刷)が9月に発行されます。 特集は、「北極・南極から迫る地球温暖化」です。地球温暖化が最も急速に進行しているのが北極・南極地域です。この地域は地球温暖化を敏感にキャッチするセンサーの役割を果たしているだけでなく、温暖化を加速させることが分かってきました。最近の日本の異常気象も北極域の温暖化と密接に関連しています。そのために世界各国は北極・南極での調査・観測・研究活動を大幅に拡充しています。地球温暖化の過去・現在・未来を理解するための画期的な特集です。ぜひお楽しみください。 1.北極と南極を比較してわかる地球温暖化 山内 恭(国立極地研究所名誉教授) 2.北極域の温暖化とそのしくみ 吉森正和(北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授) 3.暖かい北極・冷たい大陸ー日本への影響と予測可能性ー 猪上 淳(国立極地研究所准教授) 4.北極と南極における近年の氷河氷床変動 杉山 慎(北海道大学低温科学研究所准教授) 5.グリーンランドと南極の氷床コアが語る過去の気候・環境変動 東 久美子(国立極地研究所教授) 6.変化する環境の中で生きるグリーンランドのイヌイット 林 直孝(カルガリー大学准教授) 7.温暖化と北極に暮らす動物たち-飢えるホッキョクグマ- 神保美渚(北海道大学大学院獣医学院博士課程) 8.南極の気候変化とペンギン 高橋晃周(国立極地研究所准教授) 9.北極探検の足跡と極地観光-北極への飽くなき挑戦- 高橋修平(北海道立オホーツク流氷科学センター長) 定価は「本体1000円+税」です。アマゾンまたは(公財)日本極地研究振興会のホームページからご購入できます。 ■新規会員募集 http://kyokuchi.or.jp/?page_id=31(入会のご案内) 当財団は、平成25年4月の公益財団法人への移行を機に、“南極・北極域を活動対象とした唯一の公益法人”として、一般向け南極と北極の総合誌『極地』の刊行、メールマガジンの発行、最新の南極・北極地図の刊行、講演会シリーズの開催、各種イベントの開催、南極観測船・砕氷艦しらせ一般公開での広報活動など広範囲な活動を展開しています。 これらの活動は会員の皆様のご協力とご支援によって行われています。当財団の活動にご理解とご賛同をいただき、ぜひ入会くださるようお願い申しあげます。 会員には維持会員と賛助会員の種別があります。 〇維持会員 年会費 4,000円 当財団の事業目的にご賛同し、維持会費を納める個人で、会費は会誌「極地」の購読や各種情報提供サービスに使用します。 〇賛助会員 年会費(1口年額)10,000円 当財団の事業目的にご賛同し、賛助会費を納める法人または個人で、会費は当財団への寄付金として扱い、研究者助成、教育者助成、研究成果普及、小中高教育支援、各種情報提供サービス等に使用します。 〇入会時の特典 (1)入会時に南極出版物などの進呈 (2)年2回発行の定期刊行物「極地」の無料配布 (3)財団が不定期に発行する地図、印刷物などの無料配布ならびに財団発行の単行本、写真集などの割引販売 (4)当財団のメールマガジンの配布サービス (5)南極・北極に関する講演会、シンポジウム、トピックスなどの最新情報の提供 入会のお申し込みは、当財団のホームページのバナー「入会のご案内」からお願いします。 ■第60次南極地域観測隊記念品販売予定の案内 当財団は、南極観測隊の活動を広く社会に知ってもらうために、毎年その年に出発する観測隊の記念品を制作し、販売しています。 本年は、第60次隊のロゴを入れたオリジナルデザインで、Tシャツ、ポロシャツ、タオル、手ぬぐい、ワッペン、ステッカー、マグネット、ピンバッチ、観測ノート、キャンバス地バッグ、ネクタイピン、ストラップ、保冷タンブラー、ショットグラス、ジッポライターなどを制作する予定です。 この記念品をメールマガジン読者の皆様にもご購入できるように本年度から希望者にカタログをメールでお送りします。南極観測隊の活動を応援するためにぜひご購入ください。 *記念品カタログ希望者は日本極地研究振興会のホームページの「お問合せ」からメールでご連絡ください。 ・カタログ発送予定:平成30年8月末 ===================== 公益財団法人日本極地研究振興会 メールマガジン係 info@kyokuchi.or.jp =====================

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