教育

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小学生用SDGs学習教材「南極・北極から地球の未来を考える」

当財団では2021年2月、小学校高学年向けの教材「南極・北極から地球の未来を考える」を出版しました。地球温暖化がより速く進行する南極・北極は、地球の未来の姿を先取りした場所です。南極・北極を、地球環境変動を学ぶ教材として、また「持続可能な社会の創り手」に必要な知的好奇心と困難な課題に挑戦する勇気を育てる教材としてご活用ください。2020年2月に出版した中学生用の教材と合わせ、学校の現場でも是非ご活

研究・教育助成のご案内

2021年度の研究・教育助成金申請を当財団の「助成金交付規程」に従って下記の要領で受け付けます。助成は、海外での国際会議や学会参加、現地調査活動、国際会議の国内開催、研究成果の普及・アウトリーチ活動、青少年教育など、極地の研究・教育の発展に資する活動を対象とします。申請課題の採否は「独創性」、「計画性」、「発展性」、「必要性」の観点から、財団に置かれた選考委員会の議を経て、理事会で決定します。助成

南極・北極から地球の未来を考えるSDGs/ESD事業のご紹介

福西 浩(公益財団法人 日本極地研究振興会 常務理事)  2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」(図1)は、2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標です。地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。我が国でも経済界や地域社会などすべての分野でSDGsへの取り組みが始まっています。SDGs達成のためにはそれを担う人材の育成が緊急の課

桜美林中学校で「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の講師を務めて

白石和行(国立極地研究所名誉教授)  日本極地研究振興会では、公益財団法人JKAの2019年度補助事業として採択された「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」を開催しているが、私は町田市の桜美林中学校においてその講師を務める機会を得た。講義は2日間にわたって3回行い、延べ210名余りの中学1年生のほか、多くの先生方も聞いてくださった。タイトルに「南極・北極」とあるが、私は長年、もっぱら南極の仕事ばかり

桜美林中学校「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」
アンケート調査の紹介

福西 浩(公益財団法人 日本極地研究振興会 常務理事) 当財団の「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」を2019年11月26、と27日の両日に桜美林中学校で開催しました。 講師は、国立極地研究所前所長の白石和行氏で、図表や写真・動画を多用しながら、地球の環境変化について、最新の研究成果にもとづいて過去から現在そして未来に至るまで説明し、大変好評でした。また、南極で採取された25億年前に誕生した岩石や

「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の講師を担当して

石沢賢二(前国立極地研究所技術職員) 南鶴牧小学校  当財団の小・中学校向け「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の一環として、2019年9月20日、多摩市立南鶴牧小学校で約45分間の講演を行いました。この小学校は、小田急多摩線の終着「唐木田駅」から歩いて10分ほどの所にあります。周囲には公園や緑地帯が多く、学校に着いて驚いたのは、校庭がすべて緑の芝生に覆われていることでした。關口(せきぐち)校長先

小学生と気候変動を学ぶ南極・北極教室

藤原 均 (成蹊大学 理工学部 / 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター 教授)  成蹊学園(小学校、中学・高等学校)では、ユネスコスクールへの加盟申請を行い、現在、ユネスコ本部からの審査結果待ちの状態となっています。ユネスコスクールへの正式加盟に先立って、成蹊大学では、ユネスコスクール支援大学間ネットワークに加盟し、ユネスコスクールの活動や加盟申請支援などを開始しています。2019年10月5

シリーズ「極地を科学教育とキャリア教育に生かす」第4回

第60次南極地域観測隊の南極授業 高橋和代(東京都調布市立第七中学校 教諭) この度わたしが第60次南極地域観測隊に同行させていただき、昭和基地から中継授業をしたのは、勤務校である東京都調布市立第七中学校と、神奈川県逗子市にある科学館「理科ハウス」でした。教員人生において二度とない貴重な経験をさせていただきましたことを、みなさまに心より感謝申し上げます。教員派遣プログラムの大きなミッションのひとつ

成蹊学園が取り組むSDGsのためのESD活動

藤原 均 (成蹊大学 理工学部 教授/ 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター 所員) 成蹊学園における環境教育など 成蹊学園(https://www.seikei.ac.jp)では、2018年4月にサステナビリティ教育研究センターを開設し、小学校から中学・高等学校、大学までの連携によって持続可能な社会の担い手を育む教育(Education for Sustainable Development

「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」を全国で開催

福西 浩(公益財団法人 日本極地研究振興会 常務理事) 小・中学生向け「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」が公益財団法人JKAの平成30年度の補助事業「青少年の健やかな成長を育む活動」の一つに採択されましたが、2019年度(令和元年度)も継続して補助事業に採択されました。開催を希望する学校を募集し、全国で開催していきます。 「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」とは ①南極と北極の原生的な自然と生き