壊血病かいけつびょう

15世紀から始まった大航海時代の船員を最も悩ませたのが、この「壊血病」だった。 野菜や果物などのビタミンCが不足すると、歯ぐきがはれて出血し、無気力になり、衰弱して死に至る。 15~18世紀に200万人が亡くなったという。 その原因と予防法をみつけるため、麦芽汁やオレンジ果汁の摂取など、いろんな実験が行われた。 ある医師は、「レモンとオレンジが船員の命を守る」と海軍を説得した。 その努力により、 1795年になって、イギリス海軍から「壊血病」はほぼなくなった。 しかし、南極探検などでは、ビタミンCが不足し、発症する隊員が相次いだ。 スコットら3人の南進旅行でも、シャックルトンがこの病気にかかり、死にかけた。 食事に半生のアザラシ肉を多くとらせた。後に出てくるアムンセンは、旅行中、犬を殺して半生肉を食べ、ビタミンCを補給した。


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