南極授業プレイバック

① 南極派遣教員までの道のり(4分40秒)

授業案を考えていると「南極のことが知りたい、もっと分かりたい」という気持ちが湧き上がってきました。また「そこまでのことをどのようにすれば生徒達に伝えられるのか?」。どちらの気持ちも大切にしたいと思っています(応募時の履歴書より抜粋)

応募のきっかけとなった、過去30年間のCO2濃度のグラフ

②地表に残された気候変動の記録(14分)

観測船「しらせ」は暴風圏を越え、厚い海氷を体当たりで割りながら昭和基地へ向かっていきます。大陸沿岸の露岩域に氷河が残した数万年という気候変動のリズム。 南極で見つけたたくさんの「なぜ?」に、知識と経験を使って答えを探してゆく。 南極の自然とおしゃべりをしているような感覚になりました。それがとにかく楽しい!

昭和基地から南へ約50km離れたホノール氷河の末端部

③南極の岩石が教えてくれたこと(9分55秒)

今から約5億年前、昭和基地周辺の岩石は大陸同士の衝突によってできた大山脈の地下にありました。その岩石が浅い所まで上昇してきたということを、ガーネットという鉱物が教えてくれました。写真の実験は南極授業ではライブで、今回は昭和基地からの野外ロケのものを使っています。

水と木片を使った実験のようす(昭和基地の野外にて)

④生物たちがつくる命の循環(12分45秒)

南極は地球上で最も原生的な(手つかずの)自然が残る場所で、その低温と乾燥は生物の存在を許さない厳しい環境です。露岩域にある湖や池の底には、数百年間、命を繋ぎ続けているコケボウズがいます。陸上で鳥類やコケ類がつくる数十年、数百年という命の循環を目の前にしたとき「ドックン、ドックン」という地球の鼓動のようなリズムを感じました。 その瞬間のようすを、南極授業そのままでお届けします!

⑤昭和基地での二酸化炭素濃度の観測(10分33秒)

昭和基地の観測棟から北の空を撮った写真には、地球上で最もきれいな空気が写っています。しかしその空気中の二酸化炭素濃度が過去数十万年間になかった速度で上昇しています。文明社会から最も遠い南極の空気は、地球環境の現状を私たちに教えてくれているのです。

昭和基地の北部にある観測棟から見た北の空のようす

最後に、もし南極に興味をもって「自分も南極観測隊に入って行ってみたい」と思った人へ。 南極では、様々な職種の方達と共に仕事をさせて頂きました。皆さん「南極が好き」でその仕事のエキスパート(経験を積み、高度の知識、技術、技能をもった人達)でした。 南極に行く一人一人の仕事には目的があります。その目的が「地球の未来のため」という南極観測全体の目的としっかりと繋がっていました。もし将来南極に行きたいと思うなら、その仕事のエキスパートとなり、その仕事の目的が「地球の未来のため」という観測隊の目的と繋がっていれば「行けます!