南極地域と北極地域は、科学の面だけでなく、経済活動や観光などでも世界の関心が高まっています。南極・北極での最近の新しい動きをわかりやすく伝えるために、『極地』を2016年9月号(通巻103号)から一般向けの「南極と北極の総合誌『極地』」にリニューアルしました。また、2017年3月号(通巻104号)からは、毎号「特集」ページを企画しています。極地の自然と環境、その中で展開される研究・教育活動を中心に、経済活動、環境保護活動、国際関係、生活、観光、冒険・探検、歴史、極地に関連した書籍や人物の紹介など幅広い情報を掲載しています。オールカラー印刷で、図や写真が豊富で、視覚的にも楽しめる雑誌です。
最新号 第58巻第2号(通巻115号)
令和4年9月発行
最新号では前号から引き続き、「南極の海」を特集。南極大陸や南大洋がいつ頃どのように形づくられたのか、南極大陸の氷床がどのように変化してきたのか、研究成果を紹介すると共に、新しい観測方法についても取り上げています。その他、新型コロナウイルスによって様変わりした南極観測隊の実情を綴った第62次越冬隊長の報告や、二年越しで南極行きを実現させた教員南極派遣プログラムの先生方の熱い南極体験レポートを掲載。ジュニア会員向けの記事では、年間10か月近くを極地で過ごす極地専門のガイド、医療隊員として昭和基地で二度越冬した医師のお二人に経験を語っていただくと共に、「極地のふしぎ」の第4回として早春にオゾン層の破壊が進む南極の空についてわかりやすく解説する等、今号も様々な角度から極地を取り上げています。
目次、試し読み

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\教員南極派遣プログラムとして第63次隊に同行された先生の手記を公開中!/
本誌にはこの他、極地に関わる方々の生きた文章を多数掲載しております。
南極に熱中する授業をつくる(渡邊雅浩先生)



南極は新しい何かを得る場所ではなく、
今までの自分を振り返る場所(武善紀之先生)



