「極地」~南極と北極の総合誌~

kyokuchi

南極地域と北極地域は、科学の面だけでなく、経済活動や観光などでも世界の関心が高まっています。南極・北極での最近の新しい動きをわかりやすく伝えるために、『極地』を2016年9月号(通巻103号)から一般向けの「南極と北極の総合誌『極地』」にリニューアルしました。また、2017年3月号(通巻104号)からは、毎号「特集」ページを企画しています。極地の自然と環境、その中で展開される研究・教育活動を中心に、経済活動、環境保護活動、国際関係、生活、観光、冒険・探検、歴史、極地に関連した書籍や人物の紹介など幅広い情報を掲載しています。オールカラー印刷で、図や写真が豊富で、視覚的にも楽しめる雑誌です。

第59巻 第2号(通巻117号)

令和5年9月発行

今号では「ロシアによるウクライナ侵攻と極域国際協力のゆくえ」と題して現在関心の高い時事問題を特集しました。南極条約協議国会議や北極評議会等の国際政治の観点から、また南極観測の実施現場での影響等、合計8本の記事・コラムにより、極地をめぐる国際関係を多角的に論考しています。また、本年9月29日に国立極地研究所が創立50周年を迎えるのに合わせ、所長による巻頭言、歴代所長他元極地研教職員による座談会から「極地研の50年」と題した記事も掲載しています。教員南極派遣プログラムにより、昭和基地から「南極授業」を実施した高校美術および小学校のお二人の教員による報告、ジュニア会員向けの「極地の不思議」では、「内陸旅行への招待」として昭和基地から南極大陸奥地へ雪上車での生活を続け、未知の地域に調査に向かう旅行の魅力、楽しさを語っています。

目次、試し読み

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教員南極派遣プログラムとして第64次隊に同行された先生の手記を公開中!

本誌にはこの他、極地に関わる方々の生きた文章を多数掲載しております。

アートを通して南極とつながる(小松俊介先生)

『人』とともに学ぶ(野田 豊先生)