南極と北極の総合誌「極地」 第59巻第1号(通巻116号)

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令和5年3月発行

今号の特集では「南極基地のエネルギー事情 ─過去、現在、未来─」を取り上げました。極地での生活、観測に欠かせないエネルギーを、昭和基地や外国基地でどう確保してきたか、またその将来計画について、それぞれの分野の専門家・担当者が執筆しています。砂まきから太陽光発電に至る太陽光利用、各国基地でも苦労している風力発電の導入、昭和基地マイクログリッドのカーボンニュートラル構想を含む計画も含め、日本国内で進む自然エネルギー利用につながる記事を掲載しています。一方、「科学館探訪」ではペンギンや南極のオキアミ、魚類等を飼育展示している名古屋港水族館を取りあげ、南極での調査・研究に貢献している様子や、地球温暖化の中でカナダ極北のイヌイットの生活の変化と諸問題を紹介します。ジュニア会員向けの記事では、若い頃の夢を追いかけ、やっと昭和基地越冬を果たした観測隊員のブリをつかんだ話、最近時々耳にする「宇宙天気のはなし」をわかりやすく解説した記事も掲載しています。

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