南極観測隊とは

jare

南極なんきょく観測かんそくは、国家こっか事業じぎょうとして、各省庁かくしょうちょうや大学・研究けんきゅう機関きかん民間みんかん企業きぎょうなどが連携れんけいして、研究や観測かんそく輸送ゆそうなどを分担ぶんたんして進められています。観測隊員(たいいん)を南極まで(はこ)ぶ南極観測(かんそく)(せん)「しらせ」の運行(うんこう)は、海上(かいじょう)自衛隊(じえいたい)が行っています。

ちなみに、正式名称は南極地域観測隊。
Japanese Antarctic Research Expedition ⇒ JARE と省略して呼ぶこともあります。2023年度の第65次南極地域観測隊は「JARE65」です。
ちなみに、隊が変わるごとにロゴ(マーク)も新しくなります。観記念品も購入できますので、チェックしてみてください♪

南極観測隊と人数はどれくらい?

毎年30~100名ほど、昭和しょうわ基地きちで活動を行います。
観測隊は、越冬えっとう隊と夏隊に分かれており、このうち約30名が1年を通して南極に滞在たいざいする越冬隊です。(夏隊の活動期間は約4か月です)

考えてみよう
・越冬隊は1年間、南極で共同生活を行います。どのような暮らしをしているのだろう?
・食事、入浴、買い物、家族との連絡など、どうしているのだろう?(テレビやYouTubeなどは見れるのかな?)

観測隊の役割について

南極観測隊は大きく分けると、観測系と設営系に分かれています。
観測系は、研究観測を行う大学や研究機関の研究者、気象庁(きしょうちょう)・海上保安庁(ほあんちょう)などから派遣(はけん)される隊員などで構成(こうせい)されています。
設営系は、基地の設備(せつび)維持(いじ)や、雪上車(せつじょうしゃ)などの車両(しゃりょう)機器類(ききるい)整備(せいび)通信(つうしん)環境(かんきょう)確保(かくほ)調理(ちょうり)医療(いりょう)などから観測隊の生活を(ささ)えています。

🔍考えてみよう・調べてみよう
・観測系、設営系の仕事の内容についてもっと詳しく調べてみよう!
・それぞれ、どんな人たちが働いているのかな?
(例えば医療であればお医者さん、といったように色々な専門家が南極に派遣されています)

💡ヒント
第64次南極地域観測隊の名簿をみてみよう (国立極地研究所Webサイト)

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