シリーズ「極地の観光」

シリーズ「極地の観光」第3回

氷河・南十字星・オーロラを求めて 日本極地研究振興会会員 狩野 通男  日本が国家事業として南極に観測隊を送る事は、昭和31年中学1年生の時、兄より教えられて知りました。新聞の記事を切り取ってスクラップブックを作り始めました。読んでいるうちに氷河・南十字星・オーロラは日本では見られない事を知りました。観測隊を送るための基金に私も出し、朝日新聞に名前が載りました。公益財団法人日本極地研究振興会が出版

シリーズ「極地の観光」第2回

南極・北極の自然に魅せられて 極地旅行家 藤井紀子 インタビューは3月26日に東京都内のご自宅にお伺いし、行いました。 インタビュアー:福西 浩 福西 南極旅行から帰られたばかりのお忙しいところ、お時間を作っていただきありがとうございます。今回はどちらに行かれたのでしょうか。 藤井 今回は、亜南極と南極大陸ロス海沿岸を巡るクルーズに参加しました。ニュージーランド最南端の町インバーカーギルに集合し、

南極半島の観光クルーズに参加して

ーシリーズ「極地の観光」第1回ー 国立極地研究所  佐藤 夏雄 南極半島の観光クルーズ 講師として参加してきましたので、その概略を報告します。クォーク・エクスペディションズ社が運行する耐氷観光船「オーシャン・ダイヤモンド号」を読売旅 行がチャーターしての10日間の船旅です。日程は2015年1月21日午後にアルゼンチン南端のウシュアイア港を出航し、1月31日早朝に帰港する便で す。日本人の乗船者は、