南極派遣教員の活動報告

report

極地(きょくち)科学(かがく)観測(かんそく)興味(きょうみ)()現職(げんしょく)の学校教員(きょういん)南極(なんきょく)昭和(しょうわ)基地(きち)派遣(はけん)し、派遣教員の「南極授業(じゅぎょう)」や帰国後(きこくご)の活動を通じて、南極観測の意義(いぎ)魅力(みりょく)()世代(せだい)(にな)う子どもたちへ(とど)けています

☛当プロジェクトにご興味のある先生方へ(国立極地研究所Webサイト)

活動報告一覧(随時更新中です)

※所属校等は派遣当時のものです。

❄️ 第64次

野田 豊先生

奥多摩町立古里小学校
専門:理科

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小松 俊介先生

筑波大学附属高等学校
専門:美術

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南極授業の詳細はもちろん、活動の流れや、南極や船内での生活で楽しかったこと、大変だったこと、豆知識などもりだくさんでお届けしています!

❄️ 第60次

新井 啓太先生

相模女子大学高等部
専門:美術

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Google(グーグル) Earth(アース)を用いて、活動記録を分かりやすくまとめています。ルートや写真などが、地図上で一目で分かるようになっています!

❄️ 第55次

高野 直 先生

桐蔭学園高等学校
専門:理科(地学)

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高野先生が作成した動画をみながら、クイズに挑戦!南極で見つけたたくさんの「なぜ?」の答えを探ってみよう!

❄️ 第54次

澤柿 教淳先生

富山大学人間発達学部附属小学校
専門:理科

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南極と北極の総合誌『極地』114号にて、「南極はすぐ自分のそばにある」を執筆いただきました。南極派遣教員になるまでの道のりや、南極素材の教材化についてまとめていただきました。

教員南極派遣プログラムとは?

極地の科学や観測に興味を持つ現職の学校教員を南極の昭和基地へ派遣し、南極と日本をつなげる「南極授業」や帰国後の活動を通して、南極で起こっている問題や、南極観測の意義や魅力を次世代を担う子どもたちへ届ける活動です。

国立極地研究所と日本極地研究振興会が、文部科学省(南極地域観測統合推進本部事務局)と連携して実施しています。

写真提供:野田豊氏、小松俊介氏(南極派遣教員、第64次南極観測隊に同行)

活動期間

南極観測隊は、越冬隊と夏隊に分かれています。このうち、教員南極派遣プログラムでは夏隊に同行します。越冬隊と一緒に南極に向かい、前次隊の越冬隊と帰国します。※約4か月間

出発前は、総合訓練や観測隊の打ち合わせに参加、帰国後は報告会や国内の学校や一般に向けて講演や情報発信をお願いしています。

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活動の主な流れ

※2022年度のスケジュールを参考にしています。
年度によってはスケジュールが異なります。

🚢 昭和基地に到着するまで

時期活動内容
2月初旬派遣候補者に決定
2月下旬~(約5日間)冬期総合訓練に参加
講義(座学)のほか、雪山登山や雪原でのテント泊、ロープ登行訓練、ルート工作訓練などを行う。
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5月中旬教員南極派遣プログラム帰国報告会に参加(前次隊)
6月中旬
(約3日間)
夏期総合訓練に参加
講義や打ち合わせが中心。
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6月末同行者として正式に決定
7月~10月観測隊全員打ち合わせ
(オンライン+出張含め数回)
11月中旬出発
船内では、打ち合わせや南極や船上で行われる観測や研究の内容を学んだり、南極授業の準備を行う
11月下旬フリーマントルに入港
燃料や食料などの物資の補給を行う。

❄️ 昭和基地に到着したあと

時期活動内容
12月下旬昭和基地に到着

野外観測チームに同行、除雪や建設・解体の支援など、観測隊の様々な仕事を体験します。
1月中旬南極授業に向けた打ち合わせ、
準備、リハーサル
1月下旬~2月初旬南極授業の実施
所属校等にむけて、授業を行います。
2月初旬南極中継「夏の昭和基地へようこそ!」
➡ 中継の様子(youtube)
2月中旬昭和基地出発
3月下旬帰国