北極

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シリーズ「南極・北極の自然環境」第1回

最近の南極リュツォ・ホルム湾の海氷状況~「しらせ」砕氷航行の厳しさの一因は多雪にあり~ 国立極地研究所准教授 牛尾 収輝 2009年に就航した砕氷船「しらせ」(二代目)は、昨年の第56次行動で南極航海6回を数え、そのうち第53次(2011/12シーズン)と第54次(2012/13シーズン)では昭和基地への接岸を断念した。その後、55次と56次行動では苦難の末に基地接岸を果たした。特に56次往路定着

急変する北極
~GRENE 北極気候変動研究事業(2011ー2015年度)~

ーシリーズ「南極・北極研究の最前線」第1回ー 山内 恭(国立極地研究所特任教授) —GRENE 北極気候変動研究事業(2011—2015年度)— 近年、北極は地球温暖化に伴う夏の海氷域の急減、地上気温の急上昇、氷河の縮小、永久凍土の融解など、様々な気候・環境の変化が起こり、単に科学的な側面ならず、社会的にも大いに注目される様になってきた。図1に、地球全体の気温の変化と併せて北極の気温変化を示してい

グリーンランド極北域およびカナダ極北域における、観測拠点設営の提唱

ーシリーズ「極地からのメッセージ」第1回ー 犬ぞり北極探検家 山崎 哲秀 一笑せずに耳を傾けて頂きたい。「グリーンランド極北域およびカナダ極北域に、我が国における観測拠点を設営したい」 この目標が確固たるものになったのは、第46次南極地域観測隊に越冬隊員として参加させて頂いてからだった。日本の南極観測が、世界でもトップクラスの調査 として大体的に実施されているのをこの目でみて、その歴史と規模の大き

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