メールマガジン 第19号(2019年10月25日発行)

日本の南極地域観測事業を支える企業シリーズ第13回

ミサワホーム株式会社~南極昭和基地の住を担う~ 第60次南極地域観測隊員インタビュー  越冬隊員 小山 悟 西オングル島での野外講習(2019年9月13日、気温は-24.3℃) インタビューは2018年10月23日に国立極地研究所南極観測センターで行いました。 インタビュアー:福西 浩 福西:南極に出発される直前のお忙しい中でインタビューの時間をとってくださりありがとうございます。南極での仕事や南

シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」第12回

株式会社関電工~南極昭和基地の電力の安定供給を担う~ 第60次南極地域観測隊インタビュー  越冬隊員 松嶋 望 夏隊員 曽宮優一 南極昭和基地前の海氷で(右は松嶋隊員、左は曽宮隊員、2018年12月25日) インタビューは2018年10月29日に国立極地研究所南極観測センターで行いました。 インタビュアー:福西 浩 福西:南極に出発される直前のお忙しい中でインタビューの時間をとってくださりありがと

シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」第11回

三機工業株式会社~南極の環境保護の一翼を担う~ 第60次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 倉島浩章 右は第60次越冬隊の倉島隊員、左は第60次夏隊の小池隊員(2019年2月9日) インタビューは2018年10月29日に国立極地研究所南極観測センターで行いました。 インタビュアー:福西 浩 福西:南極に出発される直前でお忙しい毎日ですが、インタビューの時間をとってくださりありがとうございます。

シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業たち」第10回

いすゞ自動車株式会社~南極でトラック・雪上車のディーゼルエンジンを担う~ 第60次南極地域観測隊インタビュー 越冬隊員 松村優佑 2019年2月1日の越冬交代式で(右は59次隊の関根和昭隊員) インタビューは2018年10月29日に国立極地研究所南極観測センターで行いました。 インタビュアー:福西 浩 福西:南極に出発される直前のお忙しい中でインタビューの時間をとってくださりありがとうございます。

シリーズ「極地からのメッセージ」第16回

三度目の南極へ 中山由美(朝日新聞社会部記者) 2019年7月26日、第61次南極地域観測隊の訓練に同行して瑞牆山に登頂  「もう二度と、この景色を見られないんだ」。飛び立つヘリコプターの窓から昭和基地を見下ろしながら、熱いものがこみ上げてきた――。1年2カ月暮らした南極を離れる瞬間、小さくなっていく基地の景色は、今も記憶に鮮明だ。2005年2月、私は45次隊で初めての越冬を終えた。  「最初で最

「しらせⅡ」を眺めながらの「南極・北極グッズ販売」

-もう一つの南極観測の成果の普及と啓発活動- 岩坂泰信(一般社団法人環境創造研究センター) 要旨 2019年10月5日、6日の両日、名古屋港のガーデンふ頭で(公財)日本極地研究振興会の南極記念品販売をおこなった。当日は、しらせⅡ(現在、就航中の南極観測船しらせを先代のしらせと区別)が名古屋港で一般公開中であった。両日とも天気に恵まれ順調に記念品販売が進捗した。今後も継続されるであろう販売活動の参考

「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」アンケート調査紹介

福西 浩(公益財団法人 日本極地研究振興会 常務理事) 当財団の小・中学校向け「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」を2019年9月20日に多摩市立南鶴牧小学校で実施しました。講師は南極地域観測隊に7回参加した石沢賢二氏で、「南極・北極の環境とエネルギー」というタイトルで、以下の問題が取り上げました。 1.極地の今・・・領土、温暖化 2.南極への輸送 3.南極のエネルギー 4.南極大陸の探検 5.観

「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の講師を担当して

石沢賢二(前国立極地研究所技術職員) 南鶴牧小学校  当財団の小・中学校向け「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の一環として、2019年9月20日、多摩市立南鶴牧小学校で約45分間の講演を行いました。この小学校は、小田急多摩線の終着「唐木田駅」から歩いて10分ほどの所にあります。周囲には公園や緑地帯が多く、学校に着いて驚いたのは、校庭がすべて緑の芝生に覆われていることでした。關口(せきぐち)校長先

シリーズ「南極観測隊の生活を支える技術」第19回

南極での火災 石沢 賢二(前国立極地研究所技術職員) 1. はじめに  前回取り上げたのは、一酸化炭素中毒についてでした。今回は、南極で最も恐ろしい火災についての話題です。南極は低温のため、水分は凍り付き、空気中に含まれる水蒸気の量は絶対的に少なく、とても乾燥しています。また、消火用の水も大量に得られません。昭和基地は小さな島で、周囲は海に囲まれていますが、通常は夏でも厚さ約2mの海氷に覆われてい

小学生と気候変動を学ぶ南極・北極教室

藤原 均 (成蹊大学 理工学部 / 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター 教授)  成蹊学園(小学校、中学・高等学校)では、ユネスコスクールへの加盟申請を行い、現在、ユネスコ本部からの審査結果待ちの状態となっています。ユネスコスクールへの正式加盟に先立って、成蹊大学では、ユネスコスクール支援大学間ネットワークに加盟し、ユネスコスクールの活動や加盟申請支援などを開始しています。2019年10月5