いすゞ自動車株式会社~昭和基地の車両をメンテナンスする~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 関根 和昭 昭和基地のいすゞエルフトラック(第59次越冬隊・関根隊員提供) いすゞ自動車は、1956年の第1南極観測隊から今日まで、60余年にわたって南極・昭和基地に毎年隊員を派遣し、昭和基地で使われている様々な車両とディーゼルエンジンのメンテナンスを担ってきました。南極という厳しい自然環境の
株式会社日立製作所~昭和基地の生活インフラを担う~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 船木 覚 オーロラと昭和基地(第59次越冬隊・船木隊員撮影) 日立製作所は南極観測事業に大きな貢献をしてきました。2009年に就役した南極観測船・砕氷艦しらせは世界トップクラスの砕氷能力をもち、30,000馬力のディーゼル電気推進システムで氷厚1.5メートルまで連続砕氷航行が可能ですが、日立製作所は
ヤンマー株式会社~昭和基地の電力を守るディーゼル発電機~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 尼嵜 慶次 昭和基地でディーゼル発電機を点検する尼嵜隊員(2018年3月) ヤンマー株式会社は、エネルギー有効活用の先駆者として、ディーゼルエンジン、建設機械、農業機械、空調、発電システム等の分野で社会に貢献しています。このエネルギー有効活用技術を生かしたヤンマー製ディーゼル発電機が1984年
株式会社関電工~昭和基地の電力設備を担う~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 内山 宣昭 夏隊員 松嶋 望 オーロラが舞う昭和基地(関電工から第57次南極越冬隊に派遣された岡本龍也隊員撮影) 電気工事や情報通信工事の分野で日本を代表する企業である関電工は、1986年の第28次南極観測隊から延べ32回、社員を南極観測隊に派遣し、昭和基地の電力設備の整備とメンテナンスを担ってきました。第
KDDI株式会社~昭和基地のインテルサット衛星通信とLANを守る~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 齋藤 勝 南極・昭和基地のインテルサット衛星通信設備 (写真は第56次隊・田村勝義隊員提供) 南極の昭和基地と1万4千キロ離れた日本との通信手段は当初は短波通信しかなく、わずかな情報しか送ることができませんでした。その後、第29次隊(1988年)からインマルサット衛星通信が利用できる
ミサワホーム株式会社~昭和基地で建物をつくる~ 第59次南極地域観測隊員インタビュー 夏隊員 坂下 大輔、後閑 洋希 越冬隊員 佐藤 啓之 南極・昭和基地の中心部(第57次南極観測隊・梅津正道隊員提供) ミサワホームは第10次南極観測隊用の第10居住棟を1968年に直接受注して以来今日に至るまで、南極の厳しい自然環境に耐える木質接着複合パネルの建物を提供し続けてきました。その実績は累計 36 棟、
NECネッツエスアイ株式会社 20世紀後半から衛星観測技術が急速に発展し、各国は地球周辺の宇宙空間の直接観測や宇宙から陸域、海洋、大気を観測するための地球観測衛星を多数打ち上げました。そこでこれらの衛星から得られる大量データを受信する施設が南極地域でも必要になり、世界に先駆けて昭和基地に「多目的衛星データ受信システム」を建設するための予算として、1987年から3ヵ年計画で13億円が認められました。
ミサワホーム株式会社 代表取締役専務執行役員 平田俊次氏 日本の南極地域観測事業は1957年1月の昭和基地開設で始まりましたが、多くの企業が、厳しい南極の自然に耐える建物、設備、機械、装備品、食料品等の開発に果敢に挑戦し、世界に誇る性能をもつ製品を短期間に作り出しました。建築では、プレハブ建築技術の発展に南極が大きな貢献をしました。最初に建設された建物は、気温マイナス50度、風速60メートルに耐え