■メールマガジン第19号が発行されました。
http://kyokuchi.or.jp/?page_id=9607
○メールマガジン第19号内容
1番目の記事は「小学生と気候変動を学ぶ南極・北極教室」です。成蹊学園理工学部及びサステナビリティ教育研究センター教授の藤原均さんの報告です。成蹊大学は、本年10月5日(土)に玉川大学で開催されたユネスコスクール関東ブロック大会で、成蹊小学校児童を対象とした2つの模擬授業を実施しました。(公財)日本極地研究振興会が教材の提供と講師派遣に協力しました。
2番目の記事は「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室の講師を担当して」です。講師役を務めた前国立極地研究所技術職員の石沢賢二さんの報告です。本年9月20日に、多摩市立南鶴牧小学校で小学生6年生約100名を対象に南極・北極教室が開催され、大変好評でした。
3番目の記事は「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室アンケート調査紹介」です。9月20日に、多摩市立南鶴牧小学校で開催された南極・北極教室でアンケート調査を実施しました。5段階評価の結果と「感想および南極・北極教室への要望」(自由記述)のいくつかを紹介します。
4番目の記事は「しらせⅡを眺めながらの南極・北極グッズ販売~もう一つの南極観測の成果の普及と啓発活動」です。一般社団法人環境創造研究センター顧問の岩坂泰信さんの報告です。本年10月5日(土)、6日(日)の両日、名古屋港のガーデンふ頭で南極観測船「しらせ」の一般公開がありましたが、このイベントに合わせて、(公財)日本極地研究振興会はガーデンふ頭で南極記念品の販売をおこないました。両日とも天気に恵まれ、たくさんの人が記念品コーナーを訪れ、好評でした。
5番目の記事はシリーズ「極地からのメッセージ」第16回です。第61次南極観測隊・越冬隊に同行する朝日新聞社会部記者の中山由美さんが「三度目の南極へ」というタイトルで、南極への決意を語ります。
6番目から9番目までの4記事は、シリーズ「日本の南極地域観測事業を支える企業」第10~13回で、第60次南極地域観測隊へのインタビュー記事です。
第10回は、「いすゞ自動車株式会社~南極でトラック・雪上車のディーゼルエンジンを担う」で、第60次越冬隊の松村優佑隊員へのインタビュー記事です。
第11回は、「三機工業株式会社~南極の環境保護の一翼を担う」で、第60次越冬隊の倉島浩章隊員へのインタビューです。
第12回は、「株式会社関電工~南極昭和基地の電力の安定供給を担う」で、第60次越冬隊の松嶋 望隊員と夏隊の曽宮優一隊員へのインタビュー記事です。
第13回は、「ミサワホーム株式会社~南極昭和基地の住を担う」で、第60次越冬隊の小山悟隊員へのインタビュー記事です。
10番目の記事は、シリーズ「南極観測隊の生活を支える技術」第19回で、前国立極地研究所技術職員の石沢 賢二さんが「南極での火災」というタイトルで、南極での火災事故を紹介します。
○メールマガジン第19号目次
1.小学生と気候変動を学ぶ南極・北極教室
藤原 均 (成蹊大学 理工学部 / 成蹊学園サステナビリティ教育研究センター 教授)
2.「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の講師を担当して
石沢賢二(前国立極地研究所技術職員)</p>
3.「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」アンケート調査紹介
福西 浩(公益財団法人 日本極地研究振興会 常務理事)
4.「しらせⅡ」を眺めながらの「南極・北極グッズ販売」
~もう一つの南極観測の成果の普及と啓発活動~
岩坂泰信(一般社団法人環境創造研究センター顧問)
5.シリーズ「極地からのメッセージ」第16回
三度目の南極へ
中山由美(朝日新聞社会部記者)
6.日本の南極地域観測事業を支える企業シリーズ第10回
いすゞ自動車株式会社~南極でトラック・雪上車のディーゼルエンジンを担う~
第60次南極地域観測隊インタビュー 越冬隊員 松村優佑
7.日本の南極地域観測事業を支える企業シリーズ第11回
三機工業株式会社~南極の環境保護の一翼を担う~
第60次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 倉島浩章
8.日本の南極地域観測事業を支える企業シリーズ第12回
株式会社関電工~南極昭和基地の電力の安定供給を担う~
第60次南極地域観測隊インタビュー 越冬隊員 松嶋 望 夏隊員 曽宮優一
9.日本の南極地域観測事業を支える企業シリーズ第13回
ミサワホーム株式会社~南極昭和基地の住を担う~
第60次南極地域観測隊員インタビュー 越冬隊員 小山 悟
10.シリーズ「南極観測隊の生活を支える技術」第19回
南極での火災
石沢 賢二(前国立極地研究所技術職員)
■南極犬ぞり横断30周年記念プロジェクト『THINK SOUTH FOR THE NEXT』シンポジウム開催のご案内
株式会社DACホールディングスと株式会社ゴールドウインが立ち上げたTHINK SOUTH FOR THE NEXT実行委員会は東京国際フォーラムにてシンポジウムを開催します。(公財)日本極地研究振興会は共催します。
南極犬ぞり横断を達成した唯一の日本人、舟津圭三氏を含む南極犬ぞり横断メンバーの6人の冒険家が日本に集結します。
地球環境と平和の大切さ、チャレンジスピリットの重要性を次世代に繋げていくことを目的としています。
開催日時:2019年11月10日(日) 13:00:受け付け
14:00~15:30:映画上映
日本初公開となるドキュメンタリー映画「Trans-Antarctica Expedition」(90分)を上映。6人の冒険家が挑戦した世界初の南極犬ぞり横断を追ったドキュメンタリーで、当時の極地の様子や彼らのエピソードが収められた、歴史的にとても貴重かつ重要な映画です。
16:00~17:00:トークイベント
入場料:大人2,000円、高校生以下1,000円 (いずれも税込)
チケット :チケットぴあにて販売
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1943919
■2020年版南極カレンダーのご案内
南極観測事業から得られた成果を普及するための事業の一環として、毎年「南極カレンダー」を作成し、販売しています。南極探検・観測の長い歴史の中の特筆すべき出来事が、その起こった月日に記載されており、また各月の写真についての解説もあり、カレンダーを見ながら南極について楽しく学ぶことができます。
2020年版は、第59次および第60次南極地域観測隊の隊員が撮影した最新の写真を使用して、南極観測隊の活躍と南極の自然の驚異をお届けします。各月の写真のわかりやすい解説記事も掲載しています。
ホームページからぜひお申し込みください。
http://kyokuchi.or.jp/?page_id=9013
■「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」開催申し込みのご案内
2018年度から新たに小・中学生向けの「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」事業を始めました。この事業は JKA 補助事業「青少年の健やかな成長を育む活動」に採択され、事業費の半分の支援を受けています。2019年度もこの事業を継続して実施します。
教材として冊子「南極・北極から学ぶ地球環境変動」、南極・北極地図、DVD「南極・北極から学ぶ地球の温暖化」を制作しました。これらの教材を用いて南極・北極で活動した経験がある様々な職種の専門家が講師となって全国の小・中学校で教室を開催します。持続可能な開発目標(SDGs)達成の担い手を育てる教育(ESD)に寄与する先導的な取り組みとして推進します。
この教室の開催を希望される方はホームページのバナー「地球環境変動」からお申し込みください。
http://kyokuchi.or.jp/?page_id=8115
■「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」へのご支援のお願い
「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」を全国で開催していくためには、教材費や講師派遣費用として毎年500万円程度が必要となります。皆様の暖かいご支援をよろしくお願い申し上げます。ご寄付は当財団のホームページの「ご寄付のお願い」(http://kyokuchi.or.jp/?page_id=33)からお願いします。
また、当財団の賛助会員にご加入くださり、ご支援くださいますようお願い申し上げます。賛助会員入会は当財団のホームページの「入会のご案内」(http://kyokuchi.or.jp/?page_id=31)からお願いします。
■南極&北極の魅力講演会新シリーズのご案内
http://kyokuchi.or.jp/?page_id=4013
地球上で最も原生的自然環境が残された雪氷圏と呼ばれる南極や北極。最近、これらの地域では氷床や海氷の融解によって温暖化が急激に進行し、生態系への影響が心配されています。南極・北極の自然、ホッキョクグマやペンギンなどの生き物たち、オーロラ、南極・北極の地球温暖化への影響、南極観光など、さまざまな話題を取り上げる講演会を隔月で開催しています。
新シリーズ(第24~30回)は本年12月にスタートします。
第24回は2019年12月13日(金)10:00~12:10に日本印刷会館(中央区新富町)で開催されます。テーマは「南極大陸の誕生の歴史」で、前国立極地研究所長の白石和行さんが、「ゴンドワナ大陸の分裂と南極大陸の誕生」について話します。また国立極地研究所教授の三浦英樹さんが「南極半島の生い立ちと南極氷床のはじまり」について話します。
ぜひお越しください。お申込みはホームページのバナー「南極&北極の魅力講演会」で受け付けています。
■南極と北極の総合誌「極地」109号(オールカラー印刷)が2019年9月に発行されました。
http://kyokuchi.or.jp/?page_id=3031#kyokuchi
特集は、「南極の環境と生態系を守るしくみ」です。南極地域の平和的利用、科学的調査の自由と国際協力、領土権をめぐる紛争の凍結などを定めた南極条約が1961年に発効し、以来南極地域は科学的調査・観測の場として利用されてきました。しかし調査・観測活動の拡大や観光利用の増加による環境への影響が懸念され、南極地域の環境と生態系の包括的な保護を図るための「環境保護に関する南極条約議定書」が1991年に採択され、1998年に発効しました。
そこで本特集では、議定書発効20周年を振り返って、南極の原生的な環境と生態系を保護するための取り組みを紹介します。議定書に基づく南極での先進的な取り組みは、世界各国が協力して持続可能な社会を構築するための良き指針となるでしょう。
特集目次:
1.南極の環境と生態系を守るしくみ:過去・現在・未来
柴田明穂(神戸大学教授・極域協力研究センター長)
2.南極科学調査活動の環境的影響:フットプリントをめぐる議論
幡谷咲子(神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程)
3.環境保護環に関する南極境議定書―その協議と採択をめぐって
吉田栄夫(日本極地研究振興会理事長)
4.昭和基地はいかにして、きれいになったかー環境保護に関する南極条約議定書の前と後
山岸久雄(国立極地研究所名誉教授)
5.南極の環境保護に向けた日本の取り組みと現状
安生浩太(環境省自然環境局自然環境計画課)
6.陸上生物モニタリングによる南極環境変動監視
伊村 智 (国立極地研究所教授)
7.南極基地に放置した過去の廃棄物の処理
石沢賢二(元国立極地研究所技術職員)
8.昭和基地の廃棄物と排水処理
梅沢昭仁(三機工業株式会社)
9.南極昭和基地の発電システム
藤野博行(国立極地研究所南極観測センター)
10.南極の環境を守るために建築が出来ることー昭和基地の建物の取り組み
秋元 茂(ミサワホーム株式会社)
「極地」の定価は「本体1000円+税」です。アマゾンまたは(公財)日本極地研究振興会のホームページからご購入ください。
■新規会員募集
http://kyokuchi.or.jp/?page_id=31(入会のご案内)
当財団は、平成25年4月の公益財団法人への移行を機に、“南極・北極域を活動対象とした唯一の公益法人”として、一般向け南極と北極の総合誌「極地」の発行、メールマガジンの発行、最新の南極・北極地図の刊行、「地球環境変動を学ぶ南極・北極教室」の開催、講演会シリーズの開催、各種イベントの開催、南極観測船・砕氷艦しらせ一般公開での広報活動など広範囲な活動を展開しています。
これらの活動は会員の皆様のご協力とご支援によって行われています。当財団の活動にご理解とご賛同をいただき、ぜひ入会くださるようお願い申しあげます。
会員には維持会員と賛助会員の種別があります。
〇維持会員 年会費 4,000円
当財団の事業目的にご賛同し、維持会費を納める個人で、年2回発行の定期刊行物「極地」の配布、メールマガジンの配付、南極地図・北極地図や各種冊子の割引販売、講演会等の情報提供等のサービスがあります。会費は会誌「極地」の発行や各種情報提供サービスに使用します。
〇賛助会員 年会費(1口年額)10,000円
当財団の事業目的にご賛同し、賛助会費を納める法人または個人で、維持会員と同じサービスの提供があるほかに、会費は当財団への寄付金として扱い、税法上の優遇措置が適用され、個人につきましては所得税の控除が、法人様の寄付につきましては法人税の控除が受けられます。会費は研究者助成、教育者助成、研究成果普及、小中高教育支援、各種情報提供サービス等に使用します。
〇入会時の特典
(1)入会時に南極出版物などの進呈
(2)年2回発行の定期刊行物「極地」の無料配布
(3)財団が不定期に発行する地図、印刷物などの無料配布ならびに財団発行の単行本、写真集などの割引販売
(4)当財団のメールマガジンの配布サービス
(5)南極・北極に関する講演会、シンポジウム、トピックスなどの最新情報の提供
入会のお申し込みは、当財団のホームページのバナー「入会のご案内」からお願いします。